シニア犬のドッグフードの選び方|年齢・カロリー・たんぱく質を解説
シニア犬用ドッグフードへ切り替える年齢、カロリー、たんぱく質、脂質、粒の食べやすさを解説。体重増加・筋肉減少・食欲低下ごとの選び方も紹介します。
この記事の結論
- シニア用へ切り替える年齢は一律ではなく、体格、活動量、体重、筋肉量、健康状態で判断します。
- 年齢だけを理由に低カロリー・低たんぱくへ変えると、痩せや筋肉減少に合わないことがあります。
- 急な体重減少、食欲低下、飲水量の変化がある場合は、フード選びより先に動物病院へ相談します。
本記事は一般的な情報をまとめたもので、診断や治療の代わりになるものではありません。体調に異変がある場合は動物病院へご相談ください。
シニア犬用フードへ切り替える年齢は一律ではない
犬がシニア期に入る時期は、犬種や体格、これまでの健康状態によって異なります。パッケージに「7歳から」と書かれていても、7歳になった日に必ずシニア用へ変える必要はありません。
AAHAは、健康で適正体重を保ち、成犬用の総合栄養食が合っている犬なら、病気などで変更が必要になるまで継続してもよいとしています。年齢より、体重・ボディコンディションスコア・筋肉量・活動量の変化を見て判断しましょう。
シニア期に見直したい5つの変化
| 変化 | フードで確認したいこと | 注意点 |
|---|---|---|
| 変化太りやすくなった | フードで確認したいことカロリー、脂質、給与量 | 注意点おやつを含む総摂取量も確認 |
| 変化痩せて筋肉が落ちた | フードで確認したいこと十分なエネルギー、たんぱく質の量と質 | 注意点病気による体重減少を除外 |
| 変化噛みにくそう | フードで確認したいこと粒サイズ、硬さ、ふやかしやすさ | 注意点口の痛みや歯周病を確認 |
| 変化食欲が落ちた | フードで確認したいこと香り、食感、1回量、食事回数 | 注意点急な食欲不振は受診 |
| 変化便が不安定 | フードで確認したいこと脂質、食物繊維、給与量 | 注意点慢性的な下痢・便秘は受診 |
シニア犬のフードで確認したい栄養と食べやすさ
カロリーは体型と活動量に合わせる
年齢とともに活動量が落ち、必要エネルギーが減る犬はいます。一方、さらに高齢になると食欲や筋肉量が落ち、必要な量を食べきれない犬もいます。「シニアだから低カロリー」と決めず、体重の推移で調整します。
たんぱく質は一律に減らさない
AAHAのシニアケアガイドラインは、加齢に伴う除脂肪体重の減少を補うため、たんぱく質の量や質を穏やかに高める設計が役立つ場合があるとしています。腎臓病などで制限が必要な場合は、獣医師が病状に合わせて判断します。
脂質は太りやすさと食欲の両方を見る
太りやすい犬では脂質と総カロリーを確認しますが、痩せている犬や一度に多く食べられない犬では、低脂質が合わないこともあります。便の状態も一緒に見ましょう。
粒の大きさ・硬さ・水分を調整する
噛む力が落ちた犬は、小粒やウェットフード、ぬるま湯でふやかしたドライフードが食べやすいことがあります。ただし、急に食べづらそうになった場合は歯や口の痛みを疑い、受診してください。
シニア犬用ドッグフードを選ぶ手順
商品名に「シニア」とあるかよりも、現在の犬の状態に合う設計かが大切です。迷う場合は、健康診断の結果と現在のフード名・給与量を持って獣医師へ相談すると具体的な提案を受けやすくなります。
- 直近3か月の体重変化と、肋骨・腰回りの体型を確認する
- 背中や後ろ脚の筋肉が落ちていないか触って確認する
- 現在のフードのカロリー、給与量、食べ残しを記録する
- 犬用の総合栄養食で、対象年齢と粒サイズが合う商品を選ぶ
- 1週間ほどかけて切り替え、体重・便・食欲を記録する
フードを変える前に受診したいサイン
- 短期間で体重が減った、筋肉が目に見えて落ちた
- 食欲低下が続く、食べたそうなのに口からこぼす
- 水を飲む量や尿量が増えた
- 嘔吐、下痢、便秘が繰り返す
- 咳、疲れやすさ、呼吸の変化がある
- 口臭、よだれ、片側だけで噛むなど口の痛みが疑われる
シニア期の変化に見えても、病気が原因のことがあります。療法食が必要な病気では、市販のシニア用フードで代用できません。
切り替え後に続けたい月1回のチェック
- 同じ条件で体重を量る
- 肋骨の触れ方と腰のくびれを確認する
- 背中・腰・後ろ脚の筋肉量を触って確認する
- 食べる時間、食べ残し、便の回数と硬さを記録する
- 記録を健康診断や受診時に見せる
よくある質問
シニア犬用フードは何歳から与えますか?
一律の開始年齢はありません。パッケージの対象年齢を参考にしつつ、体重、筋肉量、活動量、健康診断の結果から判断します。今の成犬用総合栄養食で体調が安定しているなら、年齢だけを理由に急いで変える必要はありません。
シニア犬は低たんぱくのフードがよいですか?
健康なシニア犬が一律にたんぱく質を減らす必要はありません。筋肉量を保つために十分なたんぱく質が必要です。腎臓病などで制限が必要な場合は、検査結果に基づいて獣医師が判断します。
ドライフードをふやかしてもよいですか?
食べやすくするためにぬるま湯でふやかす方法はあります。熱湯は避け、作り置きせず、食べ残しは早めに片付けてください。急に噛めなくなった場合は口の病気がないか確認しましょう。
シニア犬が急にフードを食べなくなったらどうすればよいですか?
年齢のせいと決めつけず、早めに動物病院へ相談してください。口の痛み、消化器疾患、腎臓病など、食欲低下につながる原因を確認する必要があります。
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内容は公開時点の情報です。商品選びや健康に関する判断では、最新情報とかかりつけの獣医師の見解もご確認ください。
